MENU

ヘッドハンティングとは?

今回はミツカルのサービスのひとつであるヘッドハンティングについて記載していきます。引き抜きとの違いや種類についても挙げていきますので参考にして頂きたいと思います。

そもそもヘッドハンティングとは?

ヘッドハンティングは、優秀な人材を社外からスカウトする、人材採用の手法です

ヘッドハンティングは、もともとハイクラス層を中心に行われて来ました。引き抜きとの違いは「仲介」の有無で分かれ、引き抜きは自社で同業や取引先の担当者へのアプローチが中心となっていますが、人材紹介会社へ仲介して行うことをヘッドハンティングと言います。

引き抜きとヘッドハンティングは、成功率やリスクも大きく異なります。獣医師会や学会、専門領域に特化した名の知れた方へアプローチをすることが目的であることが多くなりますが、それらの人材に病院から直接声をかけると、「〇〇病院から引き抜きの声があった」などが公となることも。狭い業界ですのですぐに広まってしまうリスクや、同業者から声がかかることの不信感から成功率も下がってしまうことが予想されます。

一方のヘッドハンティングは、依頼企業の社名を伏せながら候補者と円滑にトラブルなく交渉を進めることで、採用の成功率を上げてリスクを極力軽減することが可能となります。

また、弊社では「業界経験10年以上」のように指名がないことがほとんどです。その場合、候補となる人材の「業界」「職種」「ポジション」などから候補者をリサーチし、リストを作成して病院に代わってスカウトしていきます。これには特殊なスキルや経験が必要なため、病院が単独で実施するのは難しくなってきます。

ヘッドハンティングの種類は?

「サーチ型」と「登録型」が存在する

1)サーチ型
サーチ型のヘッドハンティングとは、ヘッドハンティング専門会社のヘッドハンターが独自のルートで人材を探し出すサービスです。具体的には、業界誌や各社の人事情報、SNS、業界に詳しい人物などを頼りに、クライアント企業の要望に合う人材を探します。適した人材がいれば、ヘッドハンターが本人と連絡をとり、クライアント企業との面談につなげるという流れです。このサーチ型が、本来的な意味でのヘッドハンティングといえます。

2)登録型(転職エージェント)
登録型のヘッドハンティングとは、転職エージェント(人材紹介会社)が、プラットフォーム上で人材と企業をマッチングするサービスです。まず求職者が転職エージェントの会員になり、自身のスキルや経歴、役職などを登録します。登録者がクライアント企業の求める人材像に近かった場合、転職エージェントから本人へ面接を打診するという流れです。

サーチ型の場合、人材側に必ずしも転職の意志があるわけではないので、突然の連絡に戸惑うこともあるかもしれません。一方の登録型は、人材がみずから登録しているので、基本的にヘッドハンティングを待つ形になります。

ヘッドハンティングのメリットは?

「転職潜在層」へアプローチが行えること

少子高齢化による人口減少に伴い、生産年齢人口も減少。つまり採用する候補者自体が年々減っている状態なのです。そのような中でも企業の成長や存続のためには、優秀な人材を採用し続ける必要があります

転職市場に現れる転職顕在層は10%未満にとどまります。通常の採用では、この求職中のたった10%未満からさらに自社に合う人材のみを絞り込んで探すことになるので、本当に欲しい人材を採用できる確率は非常に低くなります。

労働人口が減り、求人倍率は上がる中、少ない転職顕在層から他社と採用競争を繰り広げているのが多くの企業の現状ということが分かりました。先述したように人材紹介とヘッドハンティングの違いは、採用するターゲット層が大きく異なるということです。ヘッドハンティングの最も大きなメリットは、「転職潜在層」へもアプローチして採用を成功させられることに他なりません。

この約90%の転職潜在層からヘッドハンティング会社のリサーチャーが適任となる候補者を探し出し、アプローチしてヘッドハンターが企業の代理人として交渉し移籍へ導くのがヘッドハンティングなのです。

また、「転職顕在層」は転職活動を行なっている方となりますので、複数の求人登録サイトに登録していることがあり、求人票に対して目が肥えている方が多いです。その方に対して自分の病院が数多くの病院と比べて魅力を感じてもらうには、待遇や環境、専門性などで優位であり続けなければなりません。

一方、「転職潜在層」に関しては、転職活動を行なっていないため、声がかかった病院と今現在働いている病院のどちらが良いかの2択で考えるため、自分にとって声がかかった病院が優位であれば転職を考えるようになります。

ヘッドハンティングのデメリットは?

転職時期が現在の就労先に左右されることがある

実際に転職活動を行なっていない「転職潜在層」の方は、現在も就労しているため病院の規定により退職する3ヶ月前には申請するなどのルールがあったり、後任の方を探さないと転職できない方も少なくありません。スタッフが抜けた為、急募として採用活動を行なっている病院にとって、転職時期の遅れは少なからず経営にも影響を及ぼします。そのためデメリットと考える方もいます。

また、既存のスタッフよりもハイクラス層であった場合には、役職を奪われたり、長く勤めてきた方ほど積み上げてきた実績や貢献度を評価してもらえずに、他人を自分よりも上のポストで採用することへ不満を感じる方もいます。まずは既存のスタッフへ事前にしっかり説明を行うことで不満を解消させるようにする必要があります。


今回はヘッドハンティングについて話しました。ヘッドハンティングというと指名して行うイメージが強くあるかと思いますが、実際はそうでないことの方が多い実態についても知っていただけたと思います。

次回は仲介手数料についての内容を記載しますのでご興味のある方は是非ご覧ください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

城之内 楊のアバター 城之内 楊 株式会社ミツカル 代表取締役

国家資格に特化した転職マッチングプラットフォームを運営しています。税理士業界に最も詳しい男です。年間2,400名以上の税理士の転職相談、累計5,000以上の税理士事務所を訪問して得られた情報を発信します。税理士業界を盛り上げるべくYouTubeチャンネルも運営しています。

目次